映像授業・ライブ授業の違いとは?メリットとデメリットも徹底解説
最終更新日 2022-06-29 by sakura2525
近年、オンライン授業が広く定着してきました。
塾や予備校もそれは同じで、映像授業やライブ授業を用いるケースが増え、注目されています。
とはいえ
「通塾よりも手軽だけれど、効果は上がる?」
「オンラインでも、きちんと勉強できるのか」
と、不安に感じる保護者の方も多いでしょう。
そこで今回は、映像授業やライブ授業の違いと、そのメリット・デメリットについて解説します。
映像授業とライブ授業の違いとは?
オンライン学習は、「映像授業」と「ライブ授業」の2種類に大きく分けることができます。
まずは、この2つの違いを明確にしましょう。
映像授業とは
映像授業とは、授業の映像を視聴して学習を進める方法です。
視聴方法としては、スマートフォンやタブレットを利用して、授業を見る形となります。
授業中、分からないことがあった場合は巻き戻すなど、理解度に合わせて再生速度を調整することもできますから、大変便利です。
「映像授業を見ただけで、理解できる?」と、不安に感じるかもしれませんが、映像授業は目的やレベルに合わせて、細やかに映像が制作されているケースがほとんどですので、あまり心配はいりません。
また、比較的受講費用が安く設定されているというのも、保護者にとっては大きな魅力といえます。
ただ、どうしてもアウトプットする機会が少ないため、映像授業に物足りなさを感じるケースもあるようです。
確認テストなどの定着を確認する手段や、強制力が弱いというのは、デメリットといえるでしょう。
ライブ配信授業とは
ライブ配信授業とは、リアルタイムで授業を視聴して学ぶタイプの学習方法です。
対面の授業は、授業時間に指定された場所にいる必要がありますが、ライブ授業の場合はどこでも受講することが可能です。
それでいて、ライブで授業を受けられるため、対面一斉指導と同じような指導を受けることが可能です。
映像授業と一斉授業のいいところを掛け合わせた「ハイブリッド型」といえるでしょう。
講師と生徒の間では、チャット機能や音声などで接続されているケースも多く、疑問や質問があればすぐに先生に確認することも可能です。
また、どこにいても受講が可能ですから、全国各所にいるクラスメイトとともに学ぶことができます。
仲間の頑張る姿を感じながら学べるので、士気を高める効果も期待できるでしょう。
ライブ授業を見逃してしまった場合でも、後日録画された授業を視聴できるケースがほとんどです。
申し込み前には、アーカイブを見られるかどうか、確認しておくと安心でしょう。
オンライン家庭教師とは
ライブ授業にも、大勢の生徒とともに受講する一斉授業と、マンツーマンで指導が受けられるオンライン家庭教師スタイルがあります。
オンライン家庭教師の場合は、受講目的に合わせた指導を受けることができるのが、大きな魅力です。
映像授業やライブ配信授業のように、大勢の生徒に対して講師が授業を進める一斉授業とは違い、自分が苦手な分野を強化したり、得意な教科をより磨き上げることもできます。
また、通常の家庭教師よりも、時間に融通が利きやすいというのもメリットです。
学校や部活、習い事などで忙しくしている学生さんにとっては、自分の都合に合わせて受講できるスタイルは大変ありがたいもの。
また、保護者にとっても他人を家に招き入れる必要がなく、先生を迎える準備が必要ないオンライン家庭教師に、大きなメリットを感じる方も多いようです。
映像授業やライブ授業を受けるために必要な準備
映像授業やライブ授業を受けるためには、ツールの準備と家庭の通信環境を整える必要があります。
ツール
スマートフォンやタブレット、パソコンなどのツールで授業を受けますので、準備が必要です。
通信環境
通信環境が不安定だと、授業の途中で途切れてしまうケースもあります。
安定した通信環境を整えることが、受講には必須と考えてください。
集中できる環境
自宅で受講する場合、周囲の物音が気になる場合もあります。
また、手の届くところにゲームや本などがあると、どうしても注意散漫になりがちです。
静かで、かつ集中しやすい環境を整えましょう。
それぞれの受講料は?
気になる受講料ですが、対面の塾や予備校と比べると、どれも費用が抑えられる傾向にあります。
費用感としては
オンライン家庭教師≧オンライン授業≧映像授業
というイメージです。
先生が一方的に授業を進める映像授業よりも、先生と双方向のコミュニケーションが図れるオンライン授業の方が高く、マンツーマンで指導を受けるオンライン家庭教師はより費用が必要と考えておきましょう。
自分のタイプに合わせたスタイルで効率よく学ぼう
オンライン授業に求めるものが何かによっても、学習方法の選び方は変わってきます。
志望校合格に向けて特化した授業を受けたいのか、内申点アップを目指して学校の成績をアップさせたいのか、苦手を克服したいのか、受講目的を明確化することで、選ぶポイントが明確化します。
また、オンライン授業と通常の塾や予備校を併用するケースも増えていますので、上手に活用して、効率よく成績アップを目指しましょう!