子どもを飛躍的に伸ばす!?「家庭教師と塾の合わせ技」
最終更新日 2020-12-15 by sakura2525
「通塾してはいるけれど、成績が今ひとつ上がらない。何か他の学習支援を受けた方がいいのでは?」と悩まれてはいませんか?
または「家庭教師を受けているけれど、これで勉強は十分なのか」と不安に感じているご家庭もあるのではないでしょうか。
今回は、家庭教師と塾を併用することで、得られるメリットやデメリットを紹介します。
「塾or家庭教師」その選択がすべてではない
勉強の環境を整えたいと考えた時「とりあえず塾に」「まずは家庭教師で」と、スタートさせたご家庭も多いのではないでしょうか。
通塾をスタートしたり、家庭教師の先生に指導を受け始めると「今しばらくはこれで大丈夫」と安心し、子どもの学習から目が離れてしまう時期が発生する例も少なくありません。
そして、いざテストとなった時に「こんなはずでは!」と、ショックを受けるご家庭もあるようです。
塾と家庭教師を併用するメリット
塾で思うように成績がアップしない要因は、子ども自身の性格的なことが原因となるケースもあります。
友だちや周囲の目が気になって、分からないことがあっても、先生に積極的に質問ができないタイプの子どもの場合は、授業についていけなくなるケースもあるようです。
また、家庭教師を依頼し、もう一段階成績を上げたいと考えていても、家庭教師の先生が選んでくるテキストが現在の成績に即したものであり、成績が伸びにくいこともあります。
そのような時、塾と家庭教師を併用することで、双方の不足箇所をカバーすることが可能です。
塾での「苦手」を家庭教師で「得意」に
塾の集団授業では授業についていけなくなった時、家庭教師に塾の授業で分からなかったとこを説明してもらうことで、弱点を克服することもできます。
子どもが本当は塾で質問したかった分からない部分が、家庭教師の指導によりクリアになり、場合によってはそれをステップに学びを深めることも可能です。
弱点克服に手間取ったとしても、家庭教師は一体多である塾とは違い、その子の合わせたペースでじっくりと学習を進めることができます。
これは、塾と家庭教師を併用する大きなメリットといえるのではないでしょうか。
家庭教師の指導に集団塾のテキストを活用
塾によっては、オリジナルテキストなどを使用して授業を進めているケースも珍しくありません。
オリジナルテキストは門外不出となっていることも多く、書店では販売されていません。
洗練されたテキストや問題集を使用して、家庭教師の先生による個別指導をじっくりと受けられるというのは、学びの効率という意味では大変高い効果が期待できるでしょう。
また、塾のテキストや問題集に対応できる市販の問題集選びなども、家庭教師の先生にお願いすることができます。
家庭教師による弱点補強を受けることによって、塾での理解度も上がり、子どもの自信にもつながります。
一度自信がつくと、子どもは大きく成長します。予算的なこと
塾と家庭教師を併用するデメリット
では、塾と家庭教師を併用するデメリットは、何があるのでしょうか。もあるかもしれませんが、一時的にでも塾と家庭教師を併用することは、大きなメリットを得られる可能性も大きいのです。
併用しても成績が上がらない
「併用しても、成績が上がらない」というのが、デメリットとして考えられます。
こういった事態に陥らないためには、家庭教師に現状を理解してもらうことが、なにより重要です。
子どもと家庭教師に任せるのではなく、保護者も参加をして学習を進める必要があります。
成績不振は先生との相性が原因のひとつ?
家庭教師に指導をお願いする場合、先生と子どもの相性はとても重要です。
どんなに優れた実績を持つ家庭教師だとしても、子どもにその指導方法がピンとこなければ、成績アップは望めません。
逆に、それほど実績のない先生だとしても、子どもにとって分かりやすい授業をしてくれる先生であれば、その子にとって「良い先生」となります。
相性を判断する能力は、子どもにはまだ期待できませんから、保護者も一緒に授業を受けたり、先生とコミュニケーションを図りながら「この先生は我が子のことをどれくらい理解しているか」「この教え方は、我が子に合っているか」を確認することが必要です。
家庭教師の場合、家庭教師派遣会社から派遣されるケースが多いので「子どもと相性が悪い」と感じたら、家庭教師派遣会社に相談しましょう。
良心的な家庭教師派遣会社であれば、すぐに講師を交代してくれます。
講師の交代に関しては、家庭教師派遣会社によって「料金設定がある」場合や、「何度でも変更無料」「1回目の変更のみ無料」など、さまざまな設定があります。
利用している家庭教師派遣会社に、あらかじめ確認しておきましょう。
併用する前に子どもの意見も確認しよう
家庭教師と塾の併用を検討する時には、子ども自身の意見を確認しておきましょう。
併用することで、子どもの自由な時間も減りますから、それを子どもがどう感じるかも重要な問題です。
「併用するなら、塾で先生に頑張って質問してみる」と言うかもしれませんし、「併用して成績アップして、塾の先生を驚かせたい!」と思うかもしれません。
あくまで授業を受けるのは子どもですから、その意見は尊重するように心がけましょう。