国公立と私立、理解しておきたい違いと必要な大学受験準備

国公立大学と私立大学では、受験方法や日程が違います。

目指す大学の入試方法を知り、合格するために必要な受験準備をすることが、合格への近道です。

「国公立大学」と「私立大学」の違いとは?

大学には、国公立大学と私立大学があります。

国公立大学とは

国公立大学とは、国立大学法人が運営する国立大学、公立大学法人が運営する公立大学をまとめた呼び方です。

授業料は、私立よりも安く設定されています。

入試方法は一般選抜と学校推薦選抜、総合型選抜があります。

合格者の割合は一般選抜での合格者数全体からみると80パーセントを占めており、一般選抜受験が一般的な入試方法となっています。

私立大学とは

私立大学は、学校法人もしくは株式会社によって運営されている大学を指します。

教育理念を打ち出している、特色ある大学が多いのが特徴です。

たとえば、キリスト教精神や仏教、神道の教えに基づく教育をする大学もあります。

入試方法としては一般選抜と学校推薦選抜、総合型選抜があります。

一般選抜の場合、試験日程さえ重ならなければ、何校でも受験することが可能です。

国公立大学の受験方法

国公立大学の受験方法は、基本的に一次試験として大学入学共通テストを受験する必要があります。

受験科目は国語、地理歴史、公民、数学、理科、外国語の6教科30科目で、試験翌日に新聞などで解答と配点が公表されます。

受験生は自己採点をし、その後志望大学に出願します。

二次試験は大学個別で行われる試験で、前期・後期の2つの日程で実施されます。

前期試験で合格し、入学手続きをした場合、後期日程で出願した大学は受験できません。

「前期で合格をもらって、安心して第一志望を受験する」ということは、国公立の場合はできないのです。第一志望は、前期試験で受験しましょう。

二次試験の受験科目は文系学部では国語、数学、外国語、地理歴史・公民から2または3教科、理系大学では外国語、数学、理科から2または3教科となります。

大学によっては4教科受験を課すところもあります。

大学によっては、受験科目を1教科もしくは2教科とするケースや、小論文や面接、総合問題を実施することもあります。

共通テスト、二次試験ともに大学ごとに配点が設定されており、専攻科目の関連教科に配点を高くするパターンもあります。

共通テストと二次試験の配点比率も、大学によって大きく異なります。

自分が志望する大学のパターンをしっかりと把握し、準備しましょう。

私立大学の受験方法

私立大学の受験方法は多様化しており、1学部で複数の受験方法を設定している大学も増えています。

基本的には、文系学部は英語・国語・地歴、理系学部は英語・数学・理科の3教科とされていますが、入試科目を減らして得意分野で勝負できるシステムを採用している大学や、学科試験なしで小論文選抜を行う大学もあります。

このように、各大学で実施する試験を一般方式と呼びます。

一般方式のほかに、大学入学共通テストを活用した受験を利用する共通テスト利用方式を導入する大学も増えています。

国公立大学の入試時期

国公立大学の場合、1月中旬に共通テストを受験し、その結果を受けて志望大学に出願します。

二段階選抜実施校の場合、共通テストが第一段階選抜となり、第一段階選抜を通過すると第二次選抜に進むことができます。

第一段階選抜の実施有無は、大学によります。

第一段階選抜を導入している大学の多くは「志望者が募集人員の○倍以上の場合は、第一段階選抜を実施する」としており、志望者数の多い大学で実施される傾向があります。

つまり、二段階選抜実施校では、共通テストの結果次第で二次試験を受験できない可能性もあるということです。

共通テスト後、各大学へ出願する期間は約10日間ですから、万が一志望校に手が届かない時にも慌てないよう、志望校は複数検討しておきましょう。

各大学で行われる二次試験は、2月下旬から前期・後期という形で日程と募集人数を分けて選抜する「分離・分割方式」で実施されます。

前期と後期で1校ずつ出願可能ですから、別の大学や別学科を受験することも可能です。

一部公立大では、中期日程を実施しているところもありますから、中期日程実施校も含めると全日程で最大3校の受験ができます。

募集人数に関しては、前期日程と比べると、中・後期日程の募集人数は全体の合格者数の2割程となっています。

複数回チャンスがあるとはいえ、中・後期日程受験は倍率も難易度も上がる傾向にありますから、準備をしっかりと整えましょう。

私立大学の入試時期

私立大学の入試時期は、2月初旬から中旬に行われる前期入試と、前期入試の結果を受けて出願できる後期試験(2期試験)があります。

後期試験は2月下旬から3月実施に実施され、前期試験よりも募集人数は減るため倍率が高くなり、難易度もアップする傾向にあります。

国公立・私立大学受験にはしっかりとした準備が必要

大学受験には受験システムを理解し、自分の志望する大学の入試で必要となる科目をマスターする必要があります。

予備校や家庭教師を利用し、効率よく準備を進めましょう。

予備校や家庭教師もオンライン受講が可能なところも増えており「普段は予備校、苦手教科は家庭教師」というように、使い分けるのも一つの方法です。

マンツーマン方式の家庭教師では、志望大学に特化した指導を受けられるメリットもあります。

また、家庭教師が志望大学の卒業生や現役大学生の場合、受験情報や大学についての話を聞くことも可能です。

受験情報を早めに収集し、必要な準備を始めましょう。