体験授業活用で、後悔しない家庭教師選びを
最終更新日 2020-12-23 by sakura2525
家庭教師には、一人ひとりの子どもとしっかり向き合い、丁寧に見てもらえるイメージがあります。
「一度は利用してみたい」と考えるご家庭も多いのではないでしょうか。
ただ、家庭内に他人を入れるとなると不安もあり、子どもとの相性も心配で申し込めずにいるケースもあるでしょう。
そんな時に、ぜひ利用したいのが家庭教師派遣会社の体験授業です。
体験授業は家庭教師派遣会社選びの第一歩
家庭教師を利用したい場合、最近は家庭教師派遣会社を利用するのが一般的です。
ですが、どの家庭教師派遣会社を選んだらいいか、インターネットなどで情報収集をしても、限界があります。
家庭教師派遣会社の事務所まで出向いたとしても、そこにあるのは事務所ですから、実際の授業の様子や先生を見ることができません。
そのような時は、ぜひ一度体験授業を受けてみましょう。
体験授業は有料・無料どちらもある
家庭教師派遣会社の体験授業には、無料のものと有料のもの、どちらもあります。
規模の大きな家庭教師派遣会社では無料で受講できることが多く、個人経営の家庭教師派遣会社は有料に設定されていることもあるようです。
それでも、実際に入会した後になってミスマッチが判明することを考えれば、体験授業は受ける価値があるものといえるでしょう。
体験授業申し込みから体験までの流れ
体験授業派遣会社で体験授業を受ける際の流れは、以下の通りです。
- 家庭教師派遣会社をリストアップする
まずは、家庭教師派遣会社をいくつかリストアップします。
インターネットで検索したり、知人に質問するなど、さまざまな方法で情報収集できる時代です。
情報収集していくうちに、ご家庭内で「気になる」というポイントや「ここは譲れない」というところが見えてきます。
- 体験授業を申し込む
体験したい家庭教師派遣会社が決まったら、体験授業を申し込みます。
電話やメール、SNSなど、さまざまな方法で申し込めるようになっていますので、自分たちの希望する方法で申し込みましょう。
- 事前カウンセリングを受ける
体験授業を受ける前に、カウンセリングを設定している家庭教師派遣会社が多くなっています。
電話や対面、オンラインなど、さまざまな方法で受けることができるので、自分たちの都合に合わせて選び、設定しましょう。
事前カウンセリングでは、子どもの性格や特性、勉強の進度、得手不得手について伝えます。
アンケートを記入し、その情報をベースに進められるケースもありますが、特にそのような流れになっていないこともありますので、カウンセリング前は子どもと一緒に確認しておきたいことや、伝えたいことをまとめておくようにしましょう。
カウンセリングの最後に、体験授業希望日を伝え、正式に申し込みます。
- 家庭教師体験授業を受ける
実際に、家庭教師の体験授業を受けます。
最近では、オンラインスタイルの家庭教師もありますので、各家庭の希望する条件や、お子さんとの相性をチェックしましょう。
- 面談を受ける
体験授業が終わったら、面談を受けます。
その席で、正式に申し込むか、もう少し検討するかを先方に伝えます。
「体験授業後、1週間以内のお申し込みで入会金オフ」など、キャンペーンを展開している家庭教師派遣会社もありますから、利用する場合は上手に利用しましょう。
- 家庭教師を選ぶ
実際に指導を受ける家庭教師を選びます。
体験授業で子どもとの相性や、授業の進め方などをチェックして、体験をした先生にそのままお願いすることもありますし、子どもや親の判断で後日改めて選定を希望するのもいいでしょう。
安くはないものですから、焦って決める必要はありません。
体験授業でチェックすべき項目
では、具体的に体験授業ではどのようなことをチェックすればいいのでしょうか。
服装やマナー
派遣されてくる家庭教師は、家庭教師派遣会社によって「プロ家庭教師」と呼ばれる家庭教師に専従しているケースと、「学生家庭教師」がいます。
特に、学生家庭教師の場合は、常識的な人物であるかどうかを判断するのが難しいため、その判断材料のひとつとして服装やマナーをチェックしましょう。
コミュニケーションスキル
家庭教師は家に招くスタイルとなりますから、子どもが通塾するのとは違い、保護者ともコミュニケーションをとる機会が多い傾向にあります。
コミュニケーションのとりやすい家庭教師であれば子どもの学習進捗や、苦手分野についてなど、さまざまな相談がしやすくなります。
保護者や子どもに対して、適切な対応ができる人物かどうかをよく確認しましょう。
指導内容
家庭教師を依頼するご家庭は、子どもの成績アップを望んでいますから、指導力がある先生かどうかは最大の関心事といえるのではないでしょうか。
いくら相性が良好に感じられても、指導力が低くては、成績向上にはつながりません。
指導内容を保護者がチェックするだけでなく、授業後に子ども自身に確認することも、大切なポイントです。
過去の実績
やはり気になるのは、合格実績です。
自分の子どもが目指す学校に強い先生であれば、それに越したことはありません。
また、先生自身の出身校も、気になる場合は率直に質問していいでしょう。
相性
子どもとの相性は、重要なポイントです。
体験授業を通して「この先生となら、二人三脚で頑張れる!」と思えるかどうか、確認しましょう。
子どもの成長につながる家庭教師選びを
どんなに優秀な先生であっても、相性が悪ければ子どもの成長は望めません。
一方で、子どもと相性がよければ、その能力を上手に導き出すことは可能です。
体験授業を受ける時には、最初から一社に絞らず、少なくとも二、三社は体験し、比較できる状況を作るようにしましょう。