コストパフォーマンスで選ぶなら!家庭教師の月謝相場について

最終更新日 2021-01-04 by sakura2525

家庭教師は、集団授業となる塾とは違い、一対一でしっかりと子どもの性格や得意・不得意をしっかりと把握した上で、丁寧な指導をしてくれるのが最大の魅力です。

ただ、家庭教師は塾よりも費用面で負担が大きいのでは?と思われている方も多いかもしれません。

今回は、家庭教師の月謝相場について、ご紹介します。

「塾」と「家庭教師」その違いは?

まずは、塾と家庭教師の特色から見ていきましょう。

集団授業となる塾はカリキュラムが設定されており、その流れに沿った形で授業が行われます。

習熟度別でクラスが分かれている塾も多く、同程度の学力の生徒が集まるので、その学力に合わせた進度や難易度の問題が取り扱われるのが一般的です。

クラスの子ども同士が仲良くなることも多く、仲間とともに切磋琢磨しながら頑張ることができる子、分からないことがあった時に臆することなく先生に質問できる子にはその能力を存分に発揮できる環境といえるでしょう。

一方で、家庭教師は基本的にマンツーマンで授業が行われます。

「一人の子どもに対して行われる授業」というのが、塾との最大の違いといえるでしょう。

子どもの性格や特性を理解し、苦手分野克服を目指しながら、得意分野をより強化するなど、一人ひとりに合わせた形に授業をカスタマイズすることが可能です。

他の子どもがいると気が散って授業に集中できないタイプの子や、周りの目が気になって先生に質問ができない、勉強自体が苦手で、その意識をまずは改善させたい、逆に得意分野に磨きをかけて強みとしたい場合などに、家庭教師は高い効果を発揮します。

オーダーメイド授業となる家庭教師は、費用面でも「塾より高いのでは?」と考える方が多いようですが、実際にはそれほど費用は大きく変わりません。

家庭教師センターの月謝相場は規模によって変動も

では、家庭教師センターの月謝相場はどのくらいなのでしょうか。

家庭教師センターを利用する場合、一般的に大手であるほど月謝は高くなり、準大手、個人と受講料は安くなっていく傾向にあります。

大手家庭教師センターとして知られているところには『学研の家庭教師』や『家庭教師のトライ』『家庭教師のノーバス』などがありますが、このほかにも中堅、個人規模の家庭教師センターは数多くあります。

中学受験、高校受験、大学受験と、目的によって授業料は変動しますので、それぞれの受験に対する家庭教師の月謝相場を見ていきましょう。

中学受験

【中・小規模家庭教師センター】週1コマ 15,000円~50,000円

【大手家庭教師センター】

家庭教師のトライ 週1コマ 20,000円~30,000円

学研の家庭教師 週1コマ 20,000円~30,000円

家庭教師のノーバス 週1コマ 20,000円~25,000円

高校受験

【中・小規模家庭教師センター】週1コマ 20,000円~30,000円

【大手家庭教師センター】

家庭教師のトライ 週1コマ 25,000円~35,000円

学研の家庭教師 週1コマ 25,000円~35,000円

家庭教師のノーバス 週1コマ 25,000円~30,000円

大学受験

【中・小規模家庭教師センター】週1コマ 25,000円~35,000円

【大手家庭教師センター】

家庭教師のトライ 週1コマ 30,000円~40,000円

学研の家庭教師 週1コマ 30,000円~40,000円

家庭教師のノーバス 週1コマ 30,000円~35,000円

家庭教師料金に含まれるものは?

家庭教師センターを利用する場合、指導料金とは別に教材費や管理費が発生する場合があります。

「月謝=指導料+管理費」の場合

月謝にプラスして管理費を支払う場合は、教材は学校などで使用しているドリルやワーク、書店で購入できる参考書などを使って授業を進めるのが一般的となっています。

管理費は、家庭教師センターが受講生に対して行うサポート業務や、学習相談費用などが含まれていると考えましょう。

教材に関しては、生徒側が学校の教材を使って欲しいなどの要望があれば、それを伝えます。

どの教材がいいか分からない場合は、先生と相談の上、選ぶようにしましょう。

「月謝=指導料+教材費」の場合

月謝にプラスして教材費を収める場合、家庭教師センターオリジナルの教材を使用して授業を進めるケースが多いようです。

この教材費とされる部分に管理費も含まれていると考えていいでしょう。

「管理費がない家庭教師センターだから、フォローがない」ということはありませんので、安心してください。

どちらを選ぶかは各家庭の判断となりますが、家庭教師センターオリジナルのこだわりある教材を使用している場合などは、教材費が嵩むことも考えられます。

家庭教師センターの教材は購入するのが基本ですから、今後家庭教師センターを変えたり、塾へと方向転換した場合でも、一度購入した教材を返却することはできません。

教材が高額でローンを組んだ場合は、家庭教師センターを解約してもローンはそのまま残りますから、その点も考慮の上、家庭教師センターを選びましょう。

月謝以外にも「入会金」「講師の交通費」が必要!

家庭教師の場合、家庭教師センターに入会する費用として「入会金」が設けられていることが多くあります。

また、先生の自宅から生徒の家までの交通費も必要となりますから、考慮に入れておきましょう。

体験授業を受けて相性のいい家庭教師を選ぼう!

マンツーマン指導となる家庭教師は、先生との相性が大変重要です。

体験授業を行っているところも多いので、一度体験の上、センターのシステムや月謝、先生との相性を見極めて、決めるようにしましょう。

また、複数の家庭教師センターで体験を受けることで、家庭教師センターの対応や先生の質についてチェックすべき点が見えてくるようになります。

体験授業は無料・有料と家庭教師センターにより設定が異なりますが、今後の子どもの成績アップを真剣に目指すなら、体験授業を受けることをオススメします。