オンライン家庭教師の市場規模・将来性は?

最終更新日 2022-08-09 by sakura2525

新型コロナウイルス感染症の影響により、注目度がアップした「オンライン家庭教師」ですが、今後はどのような展開が予測されるのでしょうか。

少子化の影響や、新型コロナウイルス感染症の終息とともにトーンダウンするのではないかとの見方もありますが、実際には今後もその市場規模は広がり続けることが予測されています。

今回は、オンライン家庭教師の市場規模と、その将来性について解説します。

「ウィズコロナ・アフターコロナ」の教育業界

新型コロナの影響で、教育業界のオンライン化・デジタル化が急速に進んだという印象を持っている人も、多いのではないでしょうか。

実際、休校対応として多くの学校でもオンライン授業が導入され、各家庭の通信環境も整備されましたし、オンライン学習に対する抵抗がなくなった影響は大きいでしょう。

また、コロナ前である2019年12月13日には「子ども一人に一台の端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」を全国の小学校に整備する補正予算案が決定されていたことも、大きく影響しています。

これが「Global and Innovation Gateway for All(全ての児童・生徒のための世界につながる革新的な扉)」の頭文字を取った「GIGAスクール構想」です。

だからこそ、オンライン家庭教師は将来性ある市場であり、今後もその市場規模は拡大し続けることが予測されているのです。

今注目のEdTechサービスのひとつとして

ICTやデジタルを掛け合わせて、新たなる価値を創造することを「~×Tech」と表現することがあります。

その中のひとつとして、近年注目を集めているのが「Education(教育)×Technology(テクノロジー)」を組み合わせた『EdTech』です。

「教育にテクノロジーを掛け合わせて、イノベーションをもたらす」サービスや仕組みを、EdTechと呼びます。

オンライン家庭教師も、このEdTechの代表的なサービスのひとつです。

全国どこにいても望む教育が受けられる

オンライン家庭教師業界は、新型コロナウイルスの影響や、GIGAスクール構想の影響もあり、市場規模は拡大傾向にあります。

地方在住の学生が東京の大学を志望する場合、志望校の在籍学生、または卒業生に家庭教師を依頼したいと思ったとします。

これまでは「でも、関東近郊に住んでいないから、難しいよね」と、諦めていたかもしれません。

また、書籍などを出版している有名講師に習いたいと思ったとしても、講師が活動しているエリアに近くなければ、実際に受講するのは難しいでしょう。

こうした場合でもオンライン家庭教師なら、日本全国どこに住んでいても、志望校の学生や卒業生をはじめ、一流講師陣から指導を受けることが可能です。

これは、大きな魅力といえるでしょう。

現在、オンライン家庭教師は今後も市場規模拡大が期待される、将来性あるサービスとなっていることはお分かりいただけたと思います。

このほかにも、実際にオンライン家庭教師の活用には、たくさんのメリットがあります。

メリット1.相性のいい講師と出会いやすい

訪問型家庭教師の場合は、自分の住まいに近いエリアで家庭教師をしている講師に家庭教師を依頼するのが一般的になります。

「いい先生だから」と遠方から来てもらうと交通費がかさんでしまいますし、講師側からお断りされるケースもあるでしょう。

その点、オンラインの場合は、どんなに距離が離れていても問題ありません。

ということは、その分講師の選択肢も増えるということです。

マンツーマン指導となるオンライン家庭教師の場合は、子どもとの相性は大変重要です。

だからこそ、全国各地から子どもと相性のいい先生を心ゆくまで探すことができるオンライン家庭教師は、メリットの大きなものといえるでしょう。

メリット2.全国どこでも受講できる

塾や予備校に通う時間や、感染症などのリスクを考えたときに、通塾をためらう家庭も増加傾向にあります。

その点、オンライン家庭教師なら全国どこにいても、受講が可能です。

受講する場所に関しても、自分の部屋でなければならないというルールはありません。

自分が集中しやすいカフェや、リビングの方がはかどるという子どもの場合は、リビングで受講することも可能です。

メリット3.スケジュールに合わせて受講しやすい

部活が夜遅くまである生徒さんや、塾と併用していて夜間しか受講できない場合にも、オンライン家庭教師なら柔軟に受講時間を設定することが可能です。

「午後に予定されていた部活の試合が雨で中止になったから、受講したい!」というような急な依頼でも、講師と都合さえ合えば問題ありません。

学校や部活などで忙しい学生にとって、スケジュールに柔軟な対応をしてくれるオンライン家庭教師はとてもありがたい存在といえるでしょう。

メリット4.訪問型家庭教師より費用が抑えられる

訪問型家庭教師の場合、移動にかかる交通費なども講師に支払う必要がありますが、オンラインの場合はそういった費用は必要ありません。

コスト面を大幅に抑えられるという意味でも、オンライン家庭教師のメリットは大きいのです。

オンライン家庭教師活用で、効果的に成績アップを目指そう!

オンライン家庭教師は、今後も市場規模拡大が予測される、将来性ある教育サービスとなっています。

だからこそ、より腕のいい講師が集まり、クオリティの高い授業を受けることが期待できるのです。

今年の夏は、オンライン家庭教師の指導で生徒の成績アップを目指してみてください!