「オンライン家庭教師」「訪問型家庭教師」おすすめはどっち?ライフスタイルやタイプに合わせて考えよう
最終更新日 2022-11-17 by sakura2525
家庭教師の新しいスタイルとして、コロナ禍にすっかり浸透したのが「オンライン家庭教師」です。
サービスとしてはまだ新しいもののため、「実際はどうなの?」と思われている方も多いと思います。
今回は、オンライン家庭教師と従来型である訪問型の家庭教師の違いや、それぞれのメリット・デメリットについて解説します。
各家庭のライフスタイルや、子どものタイプによってどちらが適しているかは違いますから、ぜひ参考にしてみてください。
家庭教師とは
家庭教師とは1対1のマンツーマンスタイルで、子ども一人ひとりの理解度や進度に合わせて学習を進めるサービスです。
訪問型家庭教師
生徒の家に家庭教師が訪れて、指導を行うのが従来型の訪問型家庭教師です。
訪問型家庭教師のメリット
訪問型家庭教師のメリットは、家庭教師と保護者との連携がとりやすいことや、子どもの学習環境を家庭教師が把握しやすく、的確にアドバイスできる点にあります。
子どもの部屋などで実施されるケースが多いため、部屋の様子などから子どもと打ち解けるきっかけを見つけやすく、家庭教師と子どもの信頼関係が構築しやすいところもメリットです。
また、塾などの一斉授業とは違い、分からないことがあったら質問しやすい環境も、家庭教師の魅力です。
生徒が控えめなタイプで、質問などが苦手な場合でも、マンツーマンなら先生側が「この点は理解できているか」と細やかにチェックしながら、授業を進めることができます。
マンツーマンスタイルですから得意分野の把握もしやすく、さらなる強みに磨きをかける効果も期待できるでしょう。
訪問型家庭教師のデメリット
デメリットとしては、近年は共働き家庭が増加していることや、子ども自身も部活動や習い事で忙しいため、家庭教師を家庭に招くこと自体が負担となる点が挙げられます。
家庭教師の先生に家にきてもらうとなると「家を片付けなくては」「授業後に出すお茶菓子を用意しよう」と、準備をする家庭が多いようです。
「そのようなサービスは不要」と家庭教師側が伝えても、こればかりは依頼する家庭の気持ちですから、なかなかクリアにならない問題と言えるでしょう。
また、訪問型の場合はスケジュールや先生の変更が難しい点も、デメリットとなります。
いくら「気軽にご相談ください」と言われていても、やはり変更を申し出にくいというのが実情のようです。
オンライン型家庭教師
オンライン型家庭教師は、Web会議ツールや専用アプリなどを使用して、オンラインで家庭教師を行います。
オンライン型家庭教師のメリット
オンライン型家庭教師のメリットは、家庭教師の先生とスケジュールさえ合えば、いつでも、どこでも受講できる点にあります。
24時間授業を行っている家庭教師サービスもあり、早朝や深夜といった時間帯でも指導を受けることが可能です。
「部活や習い事で忙しい」「通塾しながら、理解しきれない分野だけ教えてほしい」といったニーズに応えてくれる点が、オンライン型家庭教師の大きなメリットと言えるでしょう。
さらに、インターネット環境とパソコンやスマートフォン、タブレットといったデバイスさえあれば、どこでも受講することができます。
リビングや子ども部屋、保護者の仕事場といったさまざまな場所で指導を受けられるので、隙間時間を見つけて学習を進めることが可能です。
住まいが地方で、志望校が首都圏にある場合なども、オンラインなら距離は問題にならないため、その大学の学生や、出身の先生から指導を受けるチャンスがあります。
実際に志望校の受験を経験している先輩に指導を受けられるのは、モチベーションアップにも役立ちますし、メリットは大きいでしょう。
また、「この先生とは、どうも合わない」といった場合も、オンライン家庭教師の場合は、訪問型家庭教師よりも気軽に先生の変更を依頼しやすいと感じる人が多いようです。
顔を見て、直接やりとりをしていると、どうしても先生に対して「変更を依頼するのは、申し訳ない」という気持ちが出てきがちです。
その点、オンラインの場合は、オンライン上でしかやりとりを経験していない分、素直に希望を伝えやすいメリットもあります。
オンライン型家庭教師のデメリット
オンライン家庭教師のデメリットとしては、機材・ネット環境を整える必要があること、そして緊張感をキープするのが難しいタイプのお子さんには、効果的な学習を進めにくい点が挙げられます。
また、画面を通して学習を進めるため、家庭教師側としても生徒の理解度を把握しきれない可能性もあるでしょう。
オンライン家庭教師と訪問型家庭教師、無理なく継続できるスタイルを探そう
子どものタイプや、各家庭のライフスタイルによって、訪問型家庭教師がいいか、オンライン家庭教師が適しているかが違ってきます。
自分たちにとって、無理なく継続しやすいスタイルを選ぶことが、子どもたちにとって快適な学習環境を整えることにつながるのです。
学習スタイルを決める際には、実際に指導を受ける子ども自身の要望も聞くようにしてください。
「自分の意見を聞いてくれる」と感じることも、モチベーションアップにつながりますよ。